そろそろ介護が必要かも?一人で抱え込まず介護サービスを活用しましょう

【伊勢地域ニュース2020.12月号より】

ケアマネジャ―とは

 居宅介護支援事業所「ほのぼの」ケアマネジャー白米です。誰しもが高齢者になって、自分の健康面や身の回りでの不安ごとが多くなってくることは避けられない現実です。その不安を少しでも軽減すべく、介護の知識を持った専門家として私たちケアマネジャーがいます。通称ケアマネとは、利用者にとって最適な生活が継続できるよう、要介護認定の申請の代行ケアプラン(介護サービスの計画書)を作成します

介護サービスを使いたくなったら

 皆さんが「いざ介護サービスを利用したい!」と考えたとき、どういう手続きが必要なのか。ケアマネがどういった支援ができるのか。今回はある利用者さんの支援経過とあわせて紹介させていただきます。

【事例紹介】独居Cさんの介護のはじまり

 ある利用者さん(Cさん)の支援の始まりは昨年7月、激しい頭痛で緊急搬送されたことが発端でした。Cさんが身寄りのない独居であると聞いた入院先の病院は退院後を心配し、地域包括支援センターに連絡しました。地域包括支援センターは介護保険の申請代行を行い、Cさんの状態から要介護認定が下りるとみて、私たち「ほのぼの」に担当を依頼してくださいました。認定結果が出るまでは、「ほのぼの」と包括のケアマネが協力して退院に向けて支援し、要介護認定がでてからは「ほのぼの」が正式に担当となりました。

 Cさんのご自宅は猛暑が予想されるのにエアコンがない、家の中が物だらけ。退院前に住宅環境を整えるべく、エアコンの設置の手配と、便利屋さんに家の中の片付けを依頼しました。介護保険サービスでは手すりのレンタルや、デイサービスの利用以外にも、訪問ヘルパーに来てもらい毎日の服薬、点眼、掃除、買い物等の支援をお願いしました。配食弁当も頼みました。準備が整ってCさんは無事退院、自宅での生活を再開となりました。その後障害手帳を取得できたので、障害福祉サービスも利用して定期受診をしてもらいました。そして今年11月、Cさんの希望であった施設へ入所が決まり、「ほのぼの」としての支援が終了しました。

 Cさんの場合は、Cさんに支援が必要と入院先の病院が察したことから支援に繋がったケースです。日々の困りごとを一人で抱え込まず、介護サービスで解決できることもありますので、地域包括支援センターや、私たちケアマネがいる「ほのぼの」に相談してみて下さいね

介護サービス開始の流れ

①相談

 ・お住まいの地域包括支援センター

 ・居宅介護支援事業所

②要介護認定の申請 申請するのが困難な方には、 ケアマネが申請代行します。

 最寄りの役所や地域包括支援センターで申請

③認定調査・審査

 訪問調査・主治医意見書をもとにコンピューター判定と専門家で判定

④結果通知

 申請から結果通知までは約30日

 ※ 認定される区分は要介護1~5、要支援1・2、非該当になります

ケアプランの作成

 担当のケアマネが利用者に合った介護サービスを利用できるように、ケアプランの作成を行います。

⑥介護サービスの利用開始

 ケアマネが介護施設やサービスのご紹介を行い、施設間の連絡や調節も行います。利用者の状態や状況も変わるので、月1回訪問しお話しながらサービスの見直しをします。

介護のご相談やお問合せは

 居宅介護支援事業所「ほのぼの」まで ☎0596-20-5211

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