謹んで新年のご挨拶を申し上げます

【伊勢地域ニュース2021.1月号より】

  新年あけましておめでとうございます。6月から診療所で勤務させていただき、初めてのお正月です。2020年を振り返り、かなり特殊な1年だったと感じる方が多いのではないでしょうか?でも僕にとっては診療所で働き始め、患者さん・スタッフさん沢山の新しい顔に出会え、ここ最近では最高の1年でした。あっという間の半年でしたが、患者さんの温かな笑顔とお声がけに励まされながら、本当に楽しく過ごすことができました。心より感謝申し上げます。

 お正月の過ごし方も年々変わりつつありますね。子供達が凧揚げや羽根つきをする姿を見かけることも減り、年賀状を書く習慣も徐々にメールやLINEに変化しています。皆さんはいかがでしょうか。家族で集まり、お屠蘇を飲んで、おせちを囲み、お雑煮を頬張り、配られた年賀状を眺める。少し落ち着いたら初詣に出かけお神酒を頂く。日本ながらのお正月はとても素敵です。しかしこのようなお正月の過ごし方が叶わない方も、中にはみえるのではないでしょうか。家族が集まることができない方、おせちが無い方もいると思います。でもテレビでお正月らしい映像を眺めるだけ、お餅を1個頂くだけでも十分お正月気分を味わえます。時間を気にせず、ひたすらゆっくり過ごすのもお正月ならではです。自分自身や家族にとって一番有意義に過ごすことができれば、最良のお正月になるのだと思います。

 では僕はどうかというと、実は元々すごく出不精です。お正月に限らず、自宅でゆっくり過ごすことが多いです。お餅1個食べることができれば十分にお正月気分を満喫できます。コーヒーでも飲みながら映画やドラマを鑑賞できれば、なお満足です。

 お正月に限らず今年も一年、色々あるはずです。大変だな、嫌だなって思うことのほうが多いかもしれません。毎日の中で、ちょっとした「幸せ」を見つけて貯めておくのはいかがでしょうか?カレンダーや手帳、スマートフォンに書き込むのも良いと思います。そうすれば2021年の年末には個々で形は違っても、とても素敵な一年が出来上がるはずです。

 いま皆さんが診療所に一番望まれているのは、やはり診療所の新築だと思います。もちろん今年中に建て替えは難しいですが、もっと具体的な計画を徐々に皆さんにお話し出来ればいいなと思います。皆さんの憩いの場となるような診療所建設に向けて、職員一同一生懸命ですので是非楽しみにしていてください。皆さんからの応援やご意見もどんどんお願いします。

 最後になりますが、この環境なら必ず今年も充実した毎日が送れると信じてやみません。少しでも皆さんのお役に立てるよう職員一同、頑張りたいと思いますので、今年も皆様どうかよろしくお願いいたします。

(文・伊勢民主診療所所長 荒木 潤)

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